#3 山下サンティアゴ 【24期生】ユースOB

僕がSFCに入ったのは高校1年生の時からです。それまではどこのサッカーチームにも所属したことがなく、たまに杉十でサッカーをするくらいでした。

SFCに所属していた友達に誘われたこともあり、少し遅い高校からSFCユースに入ることになりました。

僕にとって所属する前のSFCとはとてもサッカーが上手くて、学校の同級生以外でも繋がりがある未知でもあり羨ましくもあるチームでした。

しかしいざ入ってみると、やはりほぼ未経験者の僕には困難の連続でした。

最初の練習はきっと一生忘れることはできないであろう豊島園。僕はめちゃくちゃビビっていて、友達と一緒に練習会場に到着したのですが、そこには友達以外はコーチも含め誰も知っている人はいませんでした。

中でも1番緊張したのは僕が1年生の時の3年生の先輩たち。たった2つしか歳が離れていないのにとても大人に見えて圧倒されたのを覚えています。
※当時の三年生は藤井コーチ。顔は今と変わってません。

そして何をすれば良いのかもわからないまま、体力測定も兼ねてシャトルランをやることに。これが僕の人生初のクラブチームでの練習でした。今でも何故だかわかってないのですが、シャトルランを2本しかできなかったです。とにかく体力がなかったです。高校男子の平均記録は84.45回

 

理不尽な環境に耐えたこと

SFCから学んだこと…、全てを学んだ気がします。たった3年でしたが本当に僕にとっては濃い、一生忘れられない3年間となりました。
その中でも特に学んだ事は忍耐と絆です。

僕は体力がほとんどゼロでサッカーを始めましたが、結局最後まで体力はありませんでした。

それでも最初と比べるとですけどだいぶ成長したと思っています。

それは罰走や普段の走りのおかげでもありました。走るのは最後まで嫌いでしたね。ただそれでも3年間所属できたことが今でも負けそうな時に強くしてくれるような気がします。
体力的な忍耐もですけど精神的な面での忍耐もとても鍛えられたと思ってます。

僕は最後までほとんどAチームのスタメンで出た事はなかったんですけど、自分の実力不足を他人のせいにしたりして理不尽に扱われてると当時は感じることもありました。

コーチたちの厳しい言葉の裏にある愛情でしたり、人として成長させてくれようとしてくれていたこと、今でならわかるような事もわからず、とにかく理不尽だと思っていた事もありました。

ですがこの僕が思う理不尽期間を耐えれたというのも人として大きく成長させてくれたと思っています。
そして逃げ出さずにそこと向き合えたので自分なりの答えだったりコーチの思いなどが見えるようになったりしたと思います。

僕は高校卒業と同時に就職が決まっていたので、SFCで得た忍耐力は、社会に出た時にとても役に立ちました。そして今もこれからも役立つでしょう。

 

一生物の絆

もう一つの絆についてですがこれは本当にもう一生ものです。
高校生と言う多感な時期を一緒に過ごした人たちの事は一生忘れれません。そこで経験したこと、試合に勝ったこと、負けたこと、怒られたこと、個人的な事。ほとんど毎日練習や試合で顔を合わせどれだけのことを話したか、見たか、感じたか。心の底からその時間を彼らと過ごせたことを嬉しく思います。

引退当時に3年生はそれぞれに一言話しをしましたが、いまだに何をしゃべったかはっきりと覚えています。

僕にとってSFCとは1クラブチームではなく、家であり毎日顔を合わせる皆は家族のように感じることができました。本当にありがとうございました。

当時、家族関係がうまくいってない時だったりこともあり、その言葉は大袈裟ではなかったです。今も本当にそう思っていますし、心から出た言葉だと思ってます。そして恥ずかしながら帰りのバスでは誰よりも泣いたことを覚えています。

引退して12年になりますが当時の記憶は今も鮮明に思い出すことができますし、未だにその時代の友達とは飲んだり旅行に行ったりバカやったりができています。

SFCで僕は一生ものの絆を見つけることができました。

この絆は幾度と無く僕の人生を救ってくれました。そしてこの先も僕の人生にとってとても大事な意味を持ち続けます。きっと何度も仲間に助けられるだろうし、僕も仲間を助けられるようになりたいです。

 

今はYoutuber!

今僕はメキシコに住んでいます。もうすぐで2年になるところです。
高校卒業してすぐに運送会社に就職し、そこで11年勤続させていただきました。その間に不動産を運良く所有することになり、今はその関係でメキシコと言う全く未知の国での新たなチャンス、人生を始めることができています。

YouTubeはメキシコでの生活の紹介を含め、こういう人生もあるんだよ。と言うのを見せれたらと、もちろん当時可愛がっていただいたコーチ達、お世話になった方々にも、元気ですよー何とか楽しんでますよと言うのも見せたくて始めさせてもらいました。

そして今でも(このコロナの自粛期間以外)毎週日曜日にはメキシコの何部のリーグのどこのレベルかわからないセニョール達と日本人、フランス人等の混合のチームで試合をしています。しかも90分フルです。なので一応今はリーガエスパニョーラでプレーしてるみたいなもんですね。笑


サッカーの力は本当にすごく、あまり言葉が通じないフランス人とかとコミニュケーションを取らなくてはならない時でもなんだか雰囲気で分かりあえます。

ミスしたらめちゃめちゃキレてくる、でも勝ったら抱き合う、その後みんなでご飯行ったりすることができちゃうんです。サッカーじゃなかったらできないだろうなと、むしろそれ以前にコミニュケーションを取ろうと思うこともないんじゃないかなと思います。

まぁとりあえず僕は刺激的でとても楽しい毎日を過ごさせていただいてます。今後元気な姿を見せつつもいつかこの計り知れない恩をどういう形であれ返せるように精進していきたいと思っています。
メキシコ最高‼️

後輩達に伝えたいこと


後輩たちに伝えたい事はまずはSFCを楽しんで欲しいという事です。辛いことも嫌なことも全てひっくるめて。
その時代はお金では買えないもの。その時代が過ぎたら二度と味わえない感覚、臭い、声、音など本当に一生の宝となる時代です。なので楽しむ努力を覚えることをお勧めします。それは大人になってもとても役に立ちます。

そしてもう一つ伝えたい事はよく考えることです。若い世代は頭で考えるよりも先に流行、体裁、恥ずかしい、などで考えてしまいがちですが、それだと物事の本質を捉えられずに時間を無駄にすることとなります。僕はこの「考える」という事ができなかった事をとても後悔しています。

サッカーはとても頭を使うスポーツで日常の練習からも考えると言う事はとても大事です。コーチたちがなぜこの練習メニューを組んでいるのか、なぜこの時期なの、なぜこのメンバーなのか、どういう意味があるのか?等、言葉の裏を読むようにすると言うことをお勧めします。

コーチ達は常に選手を良くしようとしてくれてますので、それを好き嫌いで判断するにはあまりにももったいないです。

よく考えると言う事はよく人を観察すると言うことにつながり、社会でとても大事な能力になります。人に言われたことをよく考えよく観察すれば、それをしない人とでは、差がおのずと出ることでしょう。
そして最後に伝えたいのは僕の大事にしている言葉です。

 
「人生は恥だ」という言葉です。

多感な時期にいろいろあると思いますがそれをハズい、格好悪い、と言う浅はかな理由で判断をしてしまうと後悔してももう戻れないことがあります。

僕は勉強もできませんしサッカーもAチームでは出まれませんでした。でも今ある事実を受け入れ、足りければ努力する。と言う1番基礎でありシンプルなことをすると成長の仕方が違うと思います。

元々僕達は大したとない人間で失敗ばかりです。だからこそ良くなろうと努力をする。認めることで前に進めると思っています。

なのでこれからかなり皆さんいろいろあると思いますが自分という人間を受け入れて楽しい人生を歩んでくれることを願います。

  

サンティ_メキシコ

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